立憲民主党の枝野代表は東京都内で講演し、来年の参議院選挙の「1人区」での野党側の候補者一本化をめぐり、「事実上の予備選挙をやってもらい、地域の有権者に決めてもらう」と述べ、政党間の協議は行わない考えを重ねて示しました。

来年の参議院選挙に向けて、立憲民主党と国民民主党、それに両党の支持団体の連合は「与党を利することがないよう、各選挙区で野党間の事前調整の必要性を共有する」などとする覚書を交わしています。

野党側の選挙協力をめぐって、枝野代表は12日に都内で行った講演の中で、「定員が1人の『1人区』で、一騎打ちの構造に持っていくのは各政党の責任だ」と述べ、安倍政権に対じするため、「1人区」で野党側の候補者の一本化を目指す考えを強調しました。

そのうえで、枝野氏は「市民が主体となった形で、事実上の予備選挙をやってもらい、自民党に対抗する候補者を1人に絞ることを地域の有権者に決めてもらう」と述べ、「1人区」での野党側の候補者一本化に向けて政党間の協議は行わない考えを重ねて示しました。

NHKニュース
2018年10月12日 20時26分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181012/k10011669591000.html