米国、特に米国民政府が琉球の日本返還に猛烈に反対していた事を
考えれば、米国を裏切り日本復帰を強行した沖縄を冷遇するのは
当然だろう。
米国の強硬な姿勢は、反米沖縄左翼による感情的な日本復帰強行を
認めていないことを意味する。
米国は、沖縄戦から米国統治時代に住民に対し誠意を尽くして
接してきたわけであり、米国が日本復帰を強行した沖縄に対して
折れることは、米国自らが琉球の米国統治27年を否定し、
さらには沖縄戦において米軍が悪者であることを認める事になる。

米国は、政治的には沖縄に強く当たるが、民間レベルでは
住民との交流を欠かさず、互いに理解しあえる環境を常につくり
続けているのである。
それこそが、反米感情を和らげることにつながり、政治的にも
大きな転換点を迎えているのである。
日本復帰強行により閉ざされていた沖縄の発展の道が開かれる。