来月の自民党総裁選挙に向けて、石破元幹事長は10日午後、正式に立候補を表明します。正式な出馬表明は石破氏が初めてですが、立候補に強い意欲を示している安倍総理への対決姿勢を鮮明にする考えです。

 来月の自民党総裁選は、安倍総理と石破氏の一騎打ちの見通しとなっていますが、石破氏は森友・加計学園問題などを念頭に、「国民の政治への信頼を取り戻す」と、対決姿勢を打ち出しています。

 「自民党に対する、政治に対する信頼をどうやって取り戻すかということですから、総裁選に臨む気持ちが過去2回とは全く違う」(石破 茂 元幹事長、9日)

 また、石破氏は「自民党の総裁選びは、総理大臣選びでもある。広く国民に理解を頂く努力が必要だ」と述べていて、6年ぶりとなる見通しの選挙戦で、政策や党運営の在り方をめぐって活発な議論を行いたい考えです。

 国会議員票の7割あまりを固めた安倍総理に対し、石破氏は世論を巻き込み、党員などの地方票の獲得を積み重ねたい考えです。

TBS NEWS
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