国民民主党の玉木雄一郎共同代表は10日午前、党本部で記者会見し、任期満了に伴う党代表選に立候補すると表明した。
「引き続き責任を果たし、党勢拡大に命懸けで取り組む」と語った。
9日には津村啓介元内閣府政務官も事実上、出馬を表明した。

党勢をどう拡大するかや、他の野党との選挙協力を巡って論戦になる見通しだ。

 玉木氏は「来年の参院選で野党全体の議席数増を最大の目標とする」と述べ、野党共闘選挙対策本部を設ける考えを示した。
立憲民主党などに衆参両院での野党統一会派の結成も呼びかけた。

 玉木氏は旧希望の党代表として旧民進党と合併を決めた。5月に国民民主党を結党すると大塚耕平氏と共同代表に就いた。
玉木氏を含め現在の執行部は立憲民主党などがとった国会対応とは距離を置いてきた。
津村氏は「執行部は党勢低迷に責任を負う。政策の発信が乏しすぎる」と批判している。

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