https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180730/soc1807300019-n1.html

 森友学園問題の追及で知られ、著書『日本会議の研究』がベストセラーとなった著述家の菅野完(たもつ)氏(43)が約20年前の米国滞在中、女性への暴力で2度逮捕され、保釈中に裁判所に出頭しないまま米国外に出て、現在も逮捕状が有効な状態だと30日発売の週刊現代が報じた。菅野氏は自身のウェブサイト上で事実関係を認めて謝罪した。

 同誌によると、1997年、米テキサス州の大学に在籍していた菅野氏は交際していた当時20歳の日本人女性と電話料金の支払いをめぐって口論になり、電話機を顔に投げつけるなどして負傷させたとして現地の警察に傷害罪で逮捕された。

 98年にも同じ女性へのDVで逮捕されたが、保釈後に開かれた公判に出廷せず、裁判所は菅野氏の再逮捕の令状発行を求めたと報じている。

 菅野氏は30日、自身のサイトで「20年前のこととはいえ、あまりにも愚かであり、反省の弁すらありません」と謝罪。「未完了となっている司法手続きに関しては、改めて向き合いなおし、清算に取り組んでまいります」と見解を示した。