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■ 死刑制度が残る国は、世界の中ではマイノリティーである

世界でも「死刑制度」が残る国は少数派です。ご覧の通り、日本は死刑がエンターテイメントとしてワイドショーで報じられたあげく、
その娘に罵詈雑言を投げつける国なので、世界からどれだけ野蛮だと思われても仕方がありませんが、日本の世界的な評価は着実に下がっています。

アムネスティ・インターナショナル日本「死刑廃止ネットワーク」によると、過去10年以上死刑が執行されなかった国を事実上の廃止国と考えた場合、
世界196ヶ国のうち、死刑制度が残るのは58ヶ国となります。
つまり、死刑制度がある国は全体の3割程度。およそ7割の国々で「死刑」は存在しないのです。

ヨーロッパ・中央アジア地域では 52ヶ国のうち、48ヵ国が完全に廃止し、3ヵ国は事実上の廃止状態、死刑制度が残るのはベラルーシだけとなっています。
今でも死刑制度が残る国は、アジア、中東、アフリカに多く、メジャーな国では中国、北朝鮮、インド、イラン、イラク、アラブ首長国連邦、
アフガニスタン、サウジアラビア、エジプト、ナイジェリアなどです。
アメリカはまだ死刑が廃止されていない州がありますが、このあたりは議論の真っ最中です。

日本人はすぐ「北朝鮮なんか公開処刑しているじゃないか」と言いたがりますが、
極東に唯一残された未開国と比べることがそもそもおかしいわけで、世界のトレンドから考えた時、日本はとっくに「遅れた国」になっています。

だからと言って、今すぐに「死刑を廃止するべきだ」と言いたいわけではないのですが、死刑が政治的なアピールとして利用され、法律に則ることもなく、
ワイドショーではエンターテイメントとして扱われ、死刑囚の娘にクソリプを投げつけるような人権軽視国が、
今のニッポンであるということは、せめて一部の方々にだけでも知っておいていただきたい事実です。

バカには何を言っても分からないので、一部の賢い方々だけにでも、これが今の野蛮国家・ニッポンの現状であることを伝えておきたいです。