【自民党総裁選】
宏池会で高まる岸田氏主戦論「最後は私が判断」 出ても出なくても…深まる苦悩

 自民党の岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)で、岸田氏に9月の総裁選出馬を促す「主戦論」が高まっている。
 同派が6月から中堅や若手ごとに区分けして開いている会合で、出馬を求める意見が相次いだからだ。
 当初は出馬に慎重とみられていた岸田氏は22日の今国会閉幕後に意思を表明する考えだが、対応次第では総裁選の構図が変わりかねない。

 「最後は私が判断させてもらう。どんな判断でも最後は一致結束してやっていく点だけは確認した」

 岸田氏は2日夜、東京・南青山のレストランで当選1〜2回の同派衆院議員4人と会食した後、記者団にこう語った。
 この日の会合には望月義夫事務総長も同席し、出席者から「総裁選出るべし」との声が続出したという。

 ただ、派内には望月氏らベテランを中心に、次々回の総裁選で安倍晋三首相(党総裁)からの「禅譲論」を期待する意見も根強い。
 同派中堅は「安倍首相の協力がなければ岸田氏は勝てない。今回は自重すべきだ」と訴える。

 安倍内閣の支持率は回復基調にあり、首相の連続3選を支える細田派(清和政策研究会、94人)や麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)の支持は盤石だ。

 首相優位の情勢にもかかわらず、岸田派がにわかに主戦論を際立たせるのは、派の存在感を高める狙いがある。
 仮に岸田氏が出馬しなくても、主戦論を高めておけば、総裁選後の内閣改造・党役員人事で優位に進むとの思惑も透ける。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

産経ニュース 2018.7.2 23:24
http://www.sankei.com/politics/news/180702/plt1807020038-n1.html