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石井啓一国交相の不信任決議案を否決した6月15日の衆議院本会議で、自民党の井上貴博議員が「そもそもIR法案は民主党政権下で議連が発足したもの」などと指摘し、野党の姿勢を厳しく批判していました。

「そもそも民主党政権下で発足!」

井上議員は石井国交相への不信任決議案に反対の立場から討論に立ち、冒頭から野党を厳しく批判。6月14日には山際大志郎・内閣委員長の解任決議案を否決したばかりだったために「またしても不信任決議案を提出し国会を止めるのか」と怒りを露わにします。

野党による石井国交相への不信任決議案提出を「的外れ」「到底容認できない」として「強く非難する」とした井上議員は続けてこのように述べ、野党への皮肉をまじえる場面も。

井上「そもそも!!IR法案については、当時の民主党政権下で、民主党議員が会長となって!超党派の議連を発足し!推進法も含めて!何年にも渡って議論を積み重ねてきたものであり!まっったく理由にはなりません!!!」

その後も「単に法案審査を止める方便として安易に決議案を利用してるだけ」「筋の通らない日程闘争に付き合う余裕はない」と野党糾弾を続け「一刻も早くこの理不尽極まりない決議案は否決されるべき」と主張していました。

本会議における野党への「ブーメラン」は加藤厚労相への不信任決議案を否決した05月25日の衆議院本会議で自民党の井野俊郎議員が「当時の労働担当の厚生労働副大臣は西村議員」「お忘れになったんでしょうか」と述べていたほか(関連記事)、成人年齢引き下げを可決した5月28日の衆議院本会議でも自民党の藤原崇議員と公明党の國重徹議員が口を揃えて「成年年齢の引き下げ法案を提出したのは当時の民主党であります!」と語るなど(関連記事)相次いでいます。

(略)