2018年6月14日17時10分 朝日新聞デジタル

■伊吹文明・元衆院議長(発言録)

 米朝会談については、少なくとも事前の報道では日本と米国は完全に非核化を進めて、しかもそれが検証できるものでなければ経済的な援助というか、圧力を緩和しないということであったはずなのですね。ところが、現実の話を聞いているとその辺の詰めは全くできていない。期待を裏切られたというのが私の率直な感想だ。

 拉致について誠実な回答がない場合はもちろんのこと、非核化について安倍(晋三)さんがずっと言い続けてきたこと、そして強硬外交だとか、あるいはポチだとか言われながらも言い続けてきたことがはっきり実現しない前は、日本が経済協力の一翼を担うことは私はやめなければいけないと思います。(派閥例会のあいさつで)

https://www.asahi.com/articles/ASL6G54B3L6GUTFK00Y.html