小野寺防衛大臣は12日、閣議のあと午前9時半ごろ、記者団に対し、「北朝鮮によるすべての大量破壊兵器と短距離も含めたあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な廃棄に向けた具体的な行動を引き出していくことが重要だ。北東アジアの平和と安定に向けた大きな一歩を踏み出す歴史的な会談となることを期待している」と述べました。

一方で、小野寺大臣は「北朝鮮の過去の事案を考えれば、米朝首脳会談で一定の約束が仮にあったとしても、具体的な行動が確認できるまでは決して気を許すべきではない。北朝鮮はまだなにも約束しているわけではなく、具体的な行動をとっているわけではない。引き続き警戒監視の態勢は続けていく」と述べました。

NHKニュース
2018年6月12日 10時41分
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