加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍総理大臣は衆議院内閣委員会で、友人である学園の加計理事長に会食の費用を支払ってもらったのは結果として不適切だと指摘され、「注意を払わなければいけなかった」と述べました。

加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍総理大臣はこれまでの国会答弁で、友人である学園の加計理事長と会食する際の費用について、みずからが支払う場合も加計理事長が支払う場合もあると繰り返し説明しています。

これに関連して17日の衆議院内閣委員会で、立憲民主党の阿部知子氏は「結果的に、国家戦略特区の責任者として気をつけるべき関係もある。お金を払ってもらったのは不注意だったのではないか」と指摘しました。

これに対し安倍総理大臣は「結果として、本来行われるべき政策議論が行われていないという状況も生じていることに鑑みれば、長年の友人でもあり、そうした疑いを持たれるということももっともだ。『李下に冠を正さず』という気持ちで注意を払わなければいけなかったと考えている」と述べました。

NHKニュース
5月17日 16時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/k10011441871000.html