「国民の敵」発言はなかった
など、幹部自衛官の一方的主張であることを承知しているなら結構。
「政府・自衛隊の進めている方向」などと
幹部自衛官が国民の代表に向かって振りかざすことが思い上がりなんだよ。
「政府・自衛隊の進めている方向」なるものに
主権者国民も国民の代表もしたがう必要はない。
話は逆だ。
主権者国民および国民の代表に政府・自衛隊は情報公開し
主権者国民および国民の代表の疑問に答える義務がある。
そのようにして自衛隊は国民及び国会議員による民主的統制を受ける。
こんなことは民主主義国の常識だ。
海外派遣の日報を隠す、NHKの取材要請を拒否する
なんてことは民主主義国の常識に反している。
イラク派遣自衛隊の活動の検証すら国会でしていない。
日本において現状でも自衛隊の民主的統制は穴だらけだ。
そのもとで幹部自衛官のつけあがった行動が発生したのだろう。
そもそも統合幕僚議長が右翼雑誌でケント・ギルバートと対談するから
幹部自衛官が右翼かぶれになる。
戦前のテロ・クーデターを起こした
青年将校の二の舞いになりかねない。