民進党と希望の党は15日、5月上旬の結成を目指す新党の党名に関し、有力案として取り沙汰されてきた「民主党」を採用しない方向で調整に入った。
立憲民主党が「民主党」の略称を使用しており、重複を避けるべきだと判断した。

新党名に「民主党」を推す声は民進、希望両党内で根強く、1日の民進党全国幹事会でも地方組織幹部から採用の要求が相次いだ。
しかし、合流協議が進む中で、重複を問題視する声が強まった。

立憲民主党が「総務省でどういう状況になるか調べている」(福山哲郎幹事長)と神経をとがらせていることも踏まえ、不採用の判断に傾いた。
今後の党名検討は「民主」の語を含む候補を軸に進む公算が大きく、民進党幹部は「『民主平和党』や『国民民主党』であれば、略称を『民主党』以外にできる」と語った。

http://www.sankei.com/politics/news/180416/plt1804160006-n1.html