今治において獣医学部新設が、加計の名を隠し国家戦略特区として認可される経緯ついて
2015年4月2日の時点で、愛媛県や今治市の職員と加計関係者が招かれて官邸訪問したことを始点にするなら
以下の流れは、違った側面を見せることになる

平成27年6月5日、永田町合同庁舎7階特別会議室で愛媛県から2名、今治市から1名参加し
国家戦略特区ワーキンググループヒアリング
ここに加計学園幹部が同席していたが、議事録にも参加者にも記載されなかった

平成27年6月30日「日本再興戦略」改訂 2015が閣議決定
14.獣医師養成系大学・学部の新設に関する検討
  現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化し、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応
  すべき分野における具体的な需要が明らかになり、かつ、既存の大学・学部では対応が困難な場合には、近年
  の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行う。

平成28年2月1日に、今治に送付された国家戦略特別区域法第6条第1項に基づく区域方針の決定では
 1.対象区域 広島県及び愛媛県今治市
 4.事業に関する基本的事項 (実施が見込まれる特定事業等及び関連する規制改革事項)
 <医療>
 ・臨床修練制度を活用した外国人医師の診療所における診察【外国医師診療所】
となっており、この時点では獣医学部新設について決定されたとの記載はない

平成28年8月3日の、内閣府から今治に対し事業におけるスケジュール共有を求めるメールには
広島県・愛媛県今治市のさまざまな特区事案の中、個別事業の中に決定に含まれていない筈の
 獣医学新設 ※H30.4月開学の場合(以後、認定申請)
とするタイムラインが記載

平成28年9月21日、内閣府庁舎3階特別会議室で行われた、今治市分科会(第1回)
民間事業者として加計ではなく加戸が今治商工会議所特別顧問として参加し
追加の規制改革事項の資料として↓を提出
 国際教育拠点の整備(獣医師系(ライフサイエンスなどの新たに対応すべき分野))
 獣医学教育空白地域「四国」に大学獣医学部の新設を目指します!

正式な提案も申請もない段階から、今治における獣医学部新設は動いていた