国のしていることを肯定することを愛国などと言っている人間の意地汚さ。
愛国者とは国がやってることを賛成し応援する人のことではない。
国が正しいことをするのを応援する人のことだ。


生まれた場所という、自動で与えられる属性で自分を誇り、相手を貶すような人は愚か。
賢い人はそのことをよく知っている。
愛国は愛着が持てる国に対して結果としてそうなるのであって、愛国自体を目的にしたら本末転倒。


「不思議なことだ、いつの時代においても悪人は自分の下劣な行為に、
 宗教や道徳や愛国心のために奉仕したのだという仮面を着せようとつとめている」 ハインリッヒ・ハイネ
「最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、悪辣で、馬鹿みたいなことをしている時に、それを言ってやることだ。」ジュリアン・バーンズ
「愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために殺すことについては決して語らない。」 バートランド・ラッセル
「憂国の士という連中がいて、彼らが国を滅ぼすのだ」 勝海舟
「人類から愛国心を叩き出してしまわないかぎり、あなたがたは決して平穏な世界を持たないだろう」 バーナード・ショウ
「ナショナリズムは小児病である。それは国家のはしかである。」 アインシュタイン
「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな!」 ジミ・ヘンドリックス
「私は祖国を愛しています。でも、祖国に愛せと言われたら、私は遠慮なく祖国から出ていきます。」 チャーリー・チャップリン


生まれた場所で自分を誇らしく思うなんて、
着てる服やブランドで自分を誇らしく思ってるのと一緒。
自分の中身ではなく、自分が属している物で自分を誇らしく思ってるなんて滑稽だよ。