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4月12日の参議院外交防衛委員会で質疑に立った立憲民主党の福山哲郎幹事長が、連日のように森友学園や加計学園問題、それに防衛省の日報問題が国会で取り扱われている現状に対し「私もうんざりしております」と苦言を呈す場面がありました。

福山幹事長は河野太郎外相とのやり取りを終えた後、「お忙しいでしょうからどうぞ」と退室を促すと、続けて防衛省の日報問題を追及するために小野寺五典防衛相に話しかけましたが、その冒頭、このように述べ「うんざりだ」との見解を示していました。

福山「(河野太郎外相の答弁後に)えー、外務大臣、お忙しいでしょうから、どうぞ(退室を促す)。えーと、防衛大臣にお伺いします。あのもう、毎日毎日森友だぁ、加計だぁ、日報だぁ、と、もうちょっと、あの、私もうんっざりしております。あの、大臣もかなりお疲れのことだと思います。」

福山幹事長は3月27日にもテレビ番組で森友学園問題について「我々はやりたくてやってるわけじゃない」「1年間つきあわされて」などと述べ(関連記事)、国会の停滞を安倍首相や政権与党側の問題だとの考えを明かしていたことから、今回の発言も北朝鮮問題やシリア問題など国際関係における懸念が増大する中、国会がモリカケ日報に明け暮れることについて、本意ではないとの「良識」をアピールしたものであった可能性がありそうです。

しかし立憲民主党では前日の4月11日にも枝野幸男代表が衆議院予算委員会でこうした問題を取り上げ、安倍首相の答弁に納得出来ないとしてこれを許容した河村建夫委員長に「あなたはどういう見識なんですかぁ!!!」などと食って掛かるなど興奮した質疑を展開したばかりでした(関連記事)。