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3月29日の参議院農林水産委員会で理財局次長に対し「お邪魔させて頂きます」と宣言していた自由党の森裕子議員らが3月30日、予告通り財務省を訪れ4時間粘ったものの目的を達することが出来なかった上、メディアの報道も小さく、期待はずれに終わってしまったようです。

森議員は3月29日の参議院農林水産委員会で理財局の富山一成次長に対し決裁文書の改ざん履歴をパソコン上で見せるよう要求、難色を示されると「3〜4分で済みますから。お邪魔させて下さい」と譲らず、挙句の果てに「お邪魔させて頂きます」と一方的に宣言していました(関連記事)。

こうした前段のもと、翌日の3月30日に「予告」通り財務省を山本太郎議員らと共に訪れた森議員は自身のアカウントからスタッフと共に意気込みを強調するかのように現地から実況ツイートを流していました。

森「公文書改ざん事件でPC履歴を確かめるために財務省に乗り込んで1時間が経財務省側が拒否し続けているため、膠着状態。staff」

森「財務省3階 国有財産業務課の前で待たされています。15時から既に約2時間経過しています。「グチャグチャのPC」の画面を見せてもらおうと思います。」

森「本日15時から19時まで約4時間、財務省理財局業務課の前で待ちましたが、結局見せてもらえませんでした。」

森議員のTwitterアカウントにはこれらのツイートに対し合計1,000件以上のコメントが殺到しており、支持者からの応援もないわけではないものの多くは「無意味なパフォーマンスだ」と非難する内容。「非常識な議員だ」「無責任野党はお気軽で羨ましい」「税金で何をやってるんだ」「捜査ごっこは終わりにしたら?」といった辛辣な書き込みが相次いでいます。

理財局からは要求を拒否された上に訪問はメディアにもあまり報じられておらず、有権者からは批判多数とパフォーマンス以外の効果が皆無だったとも言える今回の件でしたが、森議員は佐川前国税庁長官の証人喚問の際、答弁に納得出来なかったためか「結果として、この先も暫く、あなたの部下、後任の人たちが、大変厳しい状況に置かれる」と「予言」していた(関連記事)ことから、見方を変えれば効果がなかったというわけでもないのかもしれません。