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立憲民主党・辻元清美議員の野田中央公園問題への関与について追及してきた日本維新の会・足立康史議員が3月22日に「関与の証拠がないため撤回し謝罪します」とTwitterで語っていた件で(関連記事)、足立議員が3月28日、再びTwitterで「謝罪自体を撤回します」と述べると共にブログで「やっぱり辻元清美を追及する」と語っています。

足立議員は3月22日に野田中央公園用地の土地取引を巡る辻元議員の関与について「関与の証拠がないため撤回し謝罪します」としていましたが、謝罪したにも関わらず立憲民主党側が改めて予算委員会で謝罪するよう求めてきたとして怒りを露わにし3月28日の夜、ブログとTwitterをそれぞれ更新し自身の主張を綴ると共に辻元議員への謝罪を撤回しています。

足立「一週間前にツイッターで辻元清美氏に謝罪しましたが、立憲民主党が改めて衆院予算委での謝罪を求めてきたため(謝罪自体を)撤回します そもそも野田地区の地下埋設物が報告されたのが2010年1月。3月の売買契約時になぜ地下埋設物をスルーしたのか、説明責任が民主党政権にあるのは当然です。」

足立議員は3月22日に辻元議員に対し謝罪した理由について「証拠が不十分な段階で辻元主犯と断定するような表現になった点だけ」「安倍総理に対する攻撃がエスカレートする中、撤回すべきは撤回し『オフサイドライン』を引き上げるのが狙いでした」と説明しており、党からの処分も背景にあったことを窺わせていますが、立憲民主党からの予算委員会における謝罪要求について「私に対する懲罰動議への反撃にも打って出たい」という点以外にも「来年度予算が成立した今、私が指摘した問題の本質に改めて焦点を当てなければなりません」と謝罪したままの状態であることが今後追及を強めるに当たっての足枷になりかねないことへの懸念も影響した可能性がありそうです。

足立議員は「問題の本質」として「公園用地の鑑定評価が学校用地に劣らず杜撰であること」「辻元清美氏と関西生コンの関係」を挙げており、ブログの見出しを「やっぱり辻元清美を追及する」として辻元議員追及への意気込みを示すと共に、関西生コンと共に野田中央公園についても「徹底して解明してまいりたい」と真相の究明に意欲を見せています。

足立「来年度予算の成立を見届けた今日、立憲民主党、共産党など野党6党による私に対する懲罰動議に対し、反撃に打って出る決意を新たにしています。関西生コンについては既に家宅捜索が入りましたが、ここまで森友問題を引っ張ったのですから、野田中央公園を含め、徹底して解明してまいりたいと存じます。」

足立議員は3月22日の辻元議員への謝罪後にも、その翌日に「野田中央公園用地の払下げに疑惑があること自体や関西生コンの闇については追及を続けます!」と明言していたことから(関連記事)今回の謝罪撤回は大きな方針の転換を意味してはいませんが、それだけに国会で改めて謝罪を求めたという新事実から立憲民主党の姿勢への不快感を際立たせるコメントが目立っており、「相手が謝罪したら矛を収めようという価値観が通用しない相手」「謝ると更に謝れというどこかで見た光景」といった反応が多く寄せられています。

しかし一方では「そもそも謝罪などせずにとことん戦うべきだった」「何故謝罪したり撤回したりするのか」という形で足立議員への苦言もないわけではないようです。

(略)