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民進党の大島九州男議員が3月20日の参議院予算委員会で森友学園問題を追及しましたが、前日の同委員会で別の議員から言及されていた件については触れていませんでした。

大島議員は予算委員会で太田理財局長を厳しく質しましたが、注目を集めていた「前日の件」について触れることはなく質疑を終えていました。

「前日の件」とは太田理財局長への発言(関連記事・関連記事)が話題になっている自民党の和田政宗議員が質疑の最後で語っていた「山梨のある学校法人」についてのもの。

和田議員は安倍昭恵夫人の証人喚問について「証拠が全く無く、文書に伝聞系で書かれているだけで呼べというのなら、山梨の学校法人への国有内格安払い下げでは野党の国会議員が保護者の会で幹部をしている」と指摘し、「名前があるので関与している可能性があるから証人喚問というのならこれはおかしなことになる」と野党の姿勢に疑問を呈していました。

和田「で、また安倍昭恵夫人の証人喚問云々を言っている人もいますけれども、不正の証拠は全く無いわけです。文書に伝聞形で書かれているということで証人喚問に呼べと言うならですね、山梨のある学校法人が格安で国有地の払い下げを受けた案件はこれはどうなるんでしょうか。この学校の保護者の会の連合会長は野党のある国会議員です。まさか関与はしてないと思いますけれども、名前があるので関与している可能性があるから証人喚問、ということになればですね、これはおかしなことになるというふうに思っております。事実と証拠に基づいて国会の議論を進めていかなくてはなりません。以上で、私の質問を終わります」

この学校法人は国有地を評価額の8分の1で購入していたと2018年初めに報じられていた山梨県の日本航空学園を指していたと見られますが、既に理事長が会見で政治家の口利きについて「まったくなかった」と否定しています。日本航空学園の保護者の会「雄飛会」には「連合会長」として「大島九州男」と現在も表記されています。