学校法人「森友学園」との土地取引を巡る決裁文書の書き換えが問題化する中、14日に開かれた参院予算委員会で、財務省は平身低頭でおわびに徹した。

 13日夜には同省近畿財務局が情報公開時に文書の一部を削除していたことも新たに判明し、野党6党は3日連続で開いた合同ヒアリングで同省の姿勢を厳しく問いただした。

 野党6党が欠席する中、午前9時過ぎから開かれた参院予算委では、財務省の太田充・理財局長が、昨年2〜4月に行われた14の決裁文書の書き換えについて報告。新たに判明した3年前の削除についても説明すると、出席議員から「なんていう省庁だ」というヤジが飛んだ。

 太田氏は「国会を冒涜ぼうとくしているという批判は免れないと考えている。深くおわび申し上げます」と述べ、3秒間頭を下げて謝罪。理財局長だった佐川宣寿のぶひさ・前国税庁長官の書き換えへの関与を問われ、「大きかったのではないか」と述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180314-OYT1T50091.html