2018年3月13日 20時22分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018031301002362.html

自民党の憲法改正推進本部(細田博之本部長)は、戦力不保持などを定めた憲法9条2項を維持しながら自衛隊の存在を明記する改正条文案に関し「必要最小限度の実力組織として自衛隊を保持する」と盛り込む方向で最終調整に入った。安倍晋三首相(党総裁)の意向に沿った案で、現行9条と別立ての「9条の2」を新設する。細田氏らは14日の執行役員会と15日の全体会合で提示し、この案で意見集約を目指す。党関係者が13日、明らかにした。

 党内では石破茂元幹事長らが2項を削除して自衛隊の存在を明記する案を主張しており、理解を得られるかどうかが焦点となる。