(2018/03/13-19:10)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031301121&;g=pol

 野党は13日、学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書の改ざん問題で、麻生太郎副総理兼財務相が「理財局の一部の職員が行った」と説明したことに対して一斉に疑義を呈した。「官僚に責任を押し付けている」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)とみて、麻生氏の政治責任に照準を合わせて徹底追及する方針だ。
 「佐川さん一人を悪者にした。罪をなすりつけて自分らはそのまま居座り続ける。こんなことはあってはならない」。福山氏は13日の党会合で、麻生氏が当時の佐川宣寿財務省理財局長を改ざんの「最終責任者」と断定し、自身の責任を明確にしなかったことを非難した。
 「理財局の一部」との発言に、希望の党の玉木雄一郎代表は記者会見で「とても納得できるものではない」と反発。共産党の小池晃書記局長も「あり得ない。もしそんなことが行われるとすれば財務省は無法地帯だ」と強調した。
 小池氏は、麻生氏が書き換えの事実を知ったのは発表前日の11日としていることも「うそ」と断じた。国土交通省が2日の時点で改ざんを把握し、改ざん前の文書の写しを5日に財務省に提供していたことが明らかになっている。