【朝日新聞】
野党の大半、文書開示の姿勢に反発 【参院予算委詳報】

猪木氏「元気ですか−。元気はウソつかない」(17:45)
 「元気ですか――」。午後5時45分、最後の質問者、アントニオ猪木氏(無所属クラブ)の
大声が響いた。「元気があれば何でもできる。元気と『インディアン(アメリカ先住民)』は
ウソつかない」と切り出し、「(文書書き換え疑惑が)議論されているが、どれが
本当でどれがそうでないのか。いろいろ出る書類も含めて、本当に国民の目から
見ると混乱するばかり」と苦言を呈した。

 猪木氏の前の質問者だった福島瑞穂(社民)、福山哲郎(立憲民主)の両氏は
審議に応じず、「空回し」となった。この間、NHKの国会中継は自然風景の映像を
流していた。

維新は審議拒否に同調せず(16:45)
 参院予算委員会は午後も引き続き、野党の多くが欠席したため「空回し」が続
いた。4時45分、共産党の持ち時間が終了。次の質問者・浅田均氏(日本維新
の会)が質問に立った。維新は野党だが、審議拒否には同調していない。

 浅田氏も文書改ざん疑惑を取り上げ、「財務省で今まで決裁文書の改ざんは
なかった、国民を裏切る行為はなかったという理解で良いか」とただした。
麻生太郎財務相は過去10年分の記録を確認したとして、「決裁文書の修正が、
決裁ルールに抵触した処分事例はない」と述べた。
asahi.com (山岸一生)
https://www.asahi.com/articles/ASL382DN3L38UEHF001.html