https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180307/k10011354031000.html
東京都は、電線を地中に埋めて電柱をなくす「無電柱化」の取り組みについて、今後10年間の事業方針の
計画案をまとめ、環状7号線の内側を中心に、無電柱化する範囲をこれまでより広げる方針です。
東京都の小池知事はおととしの就任以来、無電柱化の取り組みを推進していますが、一般的な工法で
1キロ当たり5億円余りと言われる高いコストが課題となり、都内の進捗(しんちょく)率は5%にとどまっています。
都は、さらに取り組みを加速させるため、今後10年間の計画案をまとめ、環状7号線の内側の、
一定の幅の歩道があるすべての都道を対象にするなど、無電柱化する範囲をこれまでより広げる方針です。
また都道だけでなく、区市町村道の無電柱化を進める各自治体に、都が財政・技術支援を行うほか、
課題となっているコストの縮減に向けた技術開発を推進し、整備コストを現在の3分の2ほどに抑えるとしています。
都は、今年度中に計画を策定することにしています。