http://www.buzznews.jp/?p=2115318

2月20日に午前・午後と会見に出席していた東京新聞の女性記者が、2月21日の午前にも菅官房長官の会見に出席、国会における質疑であるかのように裁量労働制について「労政審に差し戻す考えないのか」と質していました。

国会質疑のように「労政審に差し戻す考えは」

女性記者はこの日まず裁量労働制に関するデータ問題を取り上げ政府を追及。「安倍総理は自らの答弁を撤回しお詫びしていますが」「都合のいいデータだけで政府は政策を決めてるように見えると野党からも批判が出ている」などと指摘した上で「もう一度労政審での議論に差し戻す考えはないか」と迫っていました。

これに対し菅官房長官は「労政審で様々な視点で議論した結果、裁量労働制の見直しが適当と判断された」と経緯を説明してはいたものの、発言の冒頭と最後で2度に渡り「国会で度々、答弁を致しております」「国会で何回も答弁をしている通りであります」と不快感を滲ませ、まるで野党議員の質疑であるかのように政府を質そうとする女性記者に苦言めいた一言を添えていました。

女性記者はその後、辺野古基地移転問題を取り上げましたが、ここでも菅官房長官は「もう、これもですね、度々審議の中で答弁をしてきたことです」と同様の指摘。

裁量労働制のデータ問題についての質問では安倍首相や加藤厚労相に対する野党の国会議員による質疑であるかのように、菅官房長官に対して「もう一度労政審に差し戻す考えはないか」と迫る女性記者の姿勢が印象的だったと言えそうです。

(略)


参考
【菅官房長官会見】アナウンス「日程あるので次最後でお願いします」 東京新聞・望月衣塑子「3問くらい聞かせて」と要求
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1519117668/