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2月14日の衆議院予算委員会で子育て支援について質問していた立憲民主党の枝野幸男代表に対して、安倍首相が「皆さんの時の2.5倍のスピード」と民主党政権を批判する場面がありました。

安倍首相「皆さんの時の2.5倍のスピードで作ってんですよ?」

これは枝野代表が子育て支援に関し無償化よりも全入化を優先すべきだ、と主張する中で、自民党が野党時代、高校授業料の無償化において「金持ちまでやる必要ないと言っていた」と指摘したことに呼応して皮肉のように語られていたもの。

枝野「高校授業料を無償化をした時にですね、金持ちまでやる必要ないじゃないか、と、国会で激しく批判をされた方がそちら側に座ってらっしゃるんじゃないかなぁということを申し上げたいと思います」

間違いなく保育所に入れるという社会が出来上がってから財政的な余裕があれば無償化にすべきだと語り安倍首相の見解を求めた枝野代表でしたが、安倍首相は「幼児教育の無償化を公約として掲げてきた」「恒久財源を確保するチャンスはそうない」という理由から消費税の引き上げに合わせて「私たちは幼児教育の無償化を一気に進めるという判断をした」と説明した後に、待機児童ゼロを後回しにしているわけではないとしてこう述べていました。

安倍「で、勿論ですね、勿論私たちは待機児童ゼロを後回しにしているわけではありません。我々が野党時代のことを仰ったから私たちも言わさせて頂ければ、皆さんの時のですね、この、受け皿づくりのスピード。2.5倍のスピードで作ってんですよ?」

これに対し枝野代表は「受け皿づくりに努力してないという批判は申し上げていません」とし、「是非申し上げておきたい」「いい方向に変えるのであれば公約を変えたからと言って公約違反だと鬼の首を取ったように追及しない」と政権追及ありきの姿勢ではないのだと強調した上で、改めて「無償化よりも全入化を優先するということで是非お願いしたい」と求めていました。

(略)