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国際政治学者の三浦瑠麗氏が2月11日のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演した際、「スリーパーセル」一般市民を装って潜伏している工作員やテロリストが潜んでいる、などと発言していた件で、複数の立憲民主党議員が問題視しています。

三浦氏は平昌五輪における韓国の北朝鮮への接待ぶりについて解説した後に、米国が武力行使に踏み切った場合に日本が抱えるリスクについてこのように語っていました。

三浦「実際に戦争が始まったら、テロリストが、仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセル(画面上に注釈:「スリーパーセル」一般市民を装って潜伏している工作員やテロリスト)って言われて、もう指導者が死んだってわかったら、一切外部との連絡を絶って、都市で動き始めるスリーパーセルっていうのが活動するって言われてるんです。テロリスト分子がいるわけです。それが、ソウルでも、東京でも、勿論大阪でも。いま結構大阪やばいって言われていて、潜んでます。っていうのは、いざという時に、その最後のバックアッププランですよ。そうしたら、首都を攻撃するよりかは、正直、他の大都市が狙われる可能性もあるので、東京じゃないからって安心はできないっていうのがあるので、正直我々としては核だろうがなんだろうが戦争して欲しくないんですよアメリカに。」

この発言に対し、立憲民主党の有田芳生参議院議員と川内博史衆議院議員がそれぞれTwitterでこのように語っています。

有田「実際の発言を確認しました。底が浅く、根拠を示すことができない悪質な差別煽動の恥ずべき発言です。唖然としました。」

川内「BPOで審理していただく必要があるのでは?」

北朝鮮有事における工作員対策の必要性については2017年4月に石破茂議員がテレビで、日本政府が想定している事態として「韓国国内の邦人退避」「武装難民への対処」「サイバー攻撃への警戒」と共に「日本国内の工作員対策」を挙げ、共に出演していた前原誠司議員も「一つのポイントは北朝鮮の工作員が日本にいるかもしれません。そういったテロというものの万全の対策を取るということ」と指摘していました(関連記事)。

また2017年8月には青山繁晴参議院議員が自民党のネット番組で「一番の脅威は日本にいる北朝鮮の工作員」だと述べ「実は武装したコアな、おそらく400〜500人レベルを含めて、現状でも自在に動いてるわけです」と語っていました(関連記事)。