2018年2月12日16時31分 朝日新聞
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JR北海道の(経営)問題は大変深刻な問題だ。国鉄改革は(JRに民営化した)あの時点にさかのぼって「間違っていた」とは言えないが、もう一度見つめ直す時期になっているのではないか。北海道の場合はJRだが、全国各地では私鉄の鉄道・バスも人口減少、高齢化の時代の中で、30年、40年前と比べ、飛躍的に公共交通の持つ役割が大きくなっている。新しいスキームを作ることを含めて、しっかりと今後も成り立っていくための知恵を出していきたい。

 (安倍政権が財政投融資で3兆円を投入する)リニア(中央新幹線)がなくても東海道新幹線はある。しかし、JR北海道の多くの鉄軌道や過疎地域の民間バス路線などは、それがないと地域が成り立たないという不可欠なインフラだ。優先順位は誰が考えてもはっきりしている。(12日、北海道帯広市内の会合と終了後の取材で)