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記録的な大雪に見舞われた福井県で自衛隊が除雪支援を行った。大変過酷な状況だったにもかかわらず、報道ステーション(テレビ朝日)はひねくれた表現で現地の活動を紹介した。
まずは実際の放送の様子を見てほしい。

(略)

富川悠太アナウンサー「タイヤの周りの雪をスコップでかきだしている様子が見えます。最初は手作業しかできなかったんですが、スペースをつくって重機が入れるようになって、ややスピードはあがっているということです。各地から1,100人ほどの自衛隊の皆さんが応援に駆けつけていて…(中略)」

富川悠太アナウンサー「昨日の夜10時から作業を続けていて220台を救ったということなんです。ただ、24時間で除雪できたのは、手作業がメインだったということもあって、わずか1.5kmほどなんですね」

ネット上では「締めくくりの言葉がおかしい」「雪かきの過酷さを理解していない」「自衛隊に悪意がある」と批判が殺到し、自衛隊を擁護する声で溢れた。富川悠太アナは何を思って「わずか1.5km」と表現したのだろうか。
自衛隊の公式Twitterがアップした写真を見ると現地の過酷さがよく分かる。

雪は腰の辺りまで積もっており、さらに吹雪いている状態。

トラックの大きなタイヤが半分以上も埋もれている。車の下にスコップを入れ込んで雪を取り除くのだ。

みんなでトラックを押す。

出典:https://twitter.com/JGSDF_pr/status/961052587544887296

現地で行っていたのは普段、我々が行う雪かきとは全く違うものであり、さらに24時間態勢で食料、飲料水の配布も担当していた。

こちらの自衛隊車両はなんと愛知から福井にまで応援に駆けつけた。

出典:https://twitter.com/S196901ddg/status/961894937330528256

このように懸命に動いてくれた自衛隊員に感謝すべきなのに報道ステーションの紹介の仕方はあまりにも無神経だったように思える。今回に限らず報道ステーションには数多くの前科があり、それもあわせて炎上騒動に発展した。