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日本維新の会・足立康史衆議院議員が1月28日、「辻元清美の生コン問題に誰も手を出さない理由」というタイトルでブログを更新し、メディアが「バックに控える何者か、に忖度したのです」と語っています。

これは同日に流していた複数のツイートをまとめる形でブログ記事を構成したもので、足立議員は前段で森友・加計学園問題について「安倍政権が油断していたのは事実」としながらも「籠池被告の恫喝に怯んだ近財という役所の問題に過ぎない」と指摘。

その背景について「そもそも公共事業に供される土地の価格の不透明性は、戦後自民党が築いてきた土建国家の”恥部”」と断じると、返す刀で「民主党政権はもっと劣悪」だと述べ、辻元清美議員や福島みずほ議員の名前を挙げて「日本社会の”恥部”」と批判すると共に後段で「生コン問題」に触れています。

足立議員は「辻元清美の生コン問題に誰も手を出さない理由」という見出しでまず、マスコミが「辻元清美に、ではなく、そのバックに控える何者か」に忖度した、と指摘すると、「当局はなかなか動こうとしません。そこでの忖度など安倍総理夫妻への忖度の比ではありません」と行政に対する疑問を投げかけると、最後に国会議員についてもこのように苦言を呈しています。

足立「大阪広域協組も関西生コンも、それぞれ自民党が作ってきた法律をバックに活動しています。前者は合法カルテルを認めている中小企業等協同組合法、後者は言うまでもなく労働組合法。法の抜け穴が日本の社会を蝕んでいるなら、そこに手を入れるのは国会議員の責務なのですが、誰も触れようともしません。」

メディア、行政そして立法がそれぞれ「忖度」を効かせているが故に追及が進まないとの見方を示した形の足立議員ですが、次はどのように対峙していくかについての言及が期待されます。

足立議員は「犯罪者」発言が取り沙汰された2017年11月15日の衆議院文部科学委員会で「辻元清美国対委員長の生コンに関わる疑惑、野田公園に係る疑惑。これについても私はこれからも追及していきたい」と発言(関連記事)、その2日後には辻元清美議員がブログを更新して「全てデマ」と反論するなど(関連記事)、両者の対立は解消されていません。

この問題について足立議員は2017年5月17日の衆議院外務委員会で生コン業界の実態について経産省や国交省に調査するよう求めていた他(関連記事)、5月21日にはFacebookで「生コンの勉強会。だいぶ実態が分かってきました。辻元清美議員がムキになっている理由も」と述べていたことから(関連記事)、今通常国会での更なる進展を期待する人は少なくありません。