https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00000081-mai-soci

 ◇生活費をギャンブルに過度に使用での指導

 厚生労働省は23日、生活保護受給者が生活費をパチンコなどのギャンブルに過度に使ったため指導を受けたのは、2016年度で延べ3100件だったと公表した。受給者にはギャンブルをやめるよう求めたほか、依存症の疑いで医療機関につないだ例もあった。こうした実態調査は初めて。

 ギャンブルの種類別の指導件数は、パチンコ2462件(79%)▽競馬243件(8%)▽宝くじ132件(4%)▽競艇118件(同)−−などだった。

 ギャンブルでもうけたとして申告があったのは464件(計4億260万円)。一方、収入の申告がなかったため、徴収したのは100件(計3056万円)だった。

 受給費をギャンブルに使うことに対し、厚労省は「過度に生活費を使い、健康を損なうのは望ましくない」としているが、一律禁止にはしていない。【熊谷豪】