731部隊隊員は、人体実験全体のピース=部分だけしか分からず、自分が何をしているのか。
人体実験の全体を把握していなかった―。

これは、後のオウム真理教による一連のサリン事件実行犯に結び付くのが実に興味深い。

石井四郎陸軍軍医中将が731部隊長であり、最高責任者であると一般的に知られている。

しかし、実際には石井四郎731部隊長の上に、731部隊最高統括責任者が存在した。

それは当時、満州国国務院実業部総務司長であった岸信介氏である。

言うまでもなく、戦後、内閣総理大臣にまで上り詰めた安倍晋三首相の祖父である。

岸信介氏率いる731部隊により、自国国民を人体実験に利用され、
また、岸信介氏は満州において、アヘン(=麻薬)を売り捌き、中国人をアヘン中毒に陥れ、巨額の富を築いたと言われている。

ちなみに中華圏諸国では、【アヘン戦争】で中国人がアヘン中毒患者に貶(おとし)められた歴史的屈辱から、覚醒剤・麻薬などの禁止薬物を売り捌いた者は、極めて重い罪=最悪、死刑に処される。

習近平国家首席を始めとする中国側が、安倍晋三首相に対して極めて強い拒絶反応を示したのは、この様な歴史的背景からも至極当然のことだったのである。

※731部隊 岸信介
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