昨年暮れ、自民党石破派の忘年会で話題となったのは、その日の新聞1面に載った大相撲の暴行問題だった

貴乃花親方の対応に批判的な声があがる中、独り擁護する人物がいた。派閥領袖(りょうしゅう)の石破茂だ。孤立を恐れない貴乃花に自らを重ねるようにこう評した。「正しいではないか。なれ合いの世界に立ち向かっている」

かつての自民党には、口角泡を飛ばして議論する文化があった。往時を知る石破には、今の党はなれ合いの集団に見える。

 天皇陛下の退位、「共謀罪」法…


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