天皇、皇后両陛下が3月、沖縄県を訪問される方向で調整が進められていることが12日、関係者への取材で分かった。
27日から2泊3日の日程で、沖縄本島のほか日本最西端の与那国島を訪れ、本島では国立沖縄戦没者墓苑(糸満市)など先の大戦に関する慰霊、与那国島では住民とのご懇談が検討されている。

天皇陛下の沖縄ご訪問は、皇太子時代を含め計11回目で、与那国島は初めて。
陛下は来年4月30日の譲位が決まっており、在位中は最後の沖縄ご訪問となる見通し。
宮内庁は、月内にも同県や地元自治体と詳細な日程を詰める。

陛下は先の大戦の関係先の中でも、多数の住民を巻き込んだ地上戦を経験し、日米で計20万人以上が死亡した沖縄へ、強く思いを寄せてこられた。
今回は慰霊とともに、離島の文化や人々の暮らしに触れることが目的の旅となる。

http://www.sankei.com/life/news/180112/lif1801120045-n1.html