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日本維新の会・松井一郎代表が立憲民主党の枝野幸男代表の発言に「どれだけ上から目線」と不快感を露わにしています。

これは枝野代表が日教組の会合で「9条(改憲)には絶対に手を触れさせてはならない」などと発言していたことを伝える記事を添付して松井代表がこのようにツイートしているというもの。

松井「この人、どれだけ上から目線なのでしょうか?憲法改正は国民皆さんの判断です。」

また足立康史議員もこのように語っています。

足立「落ち込む。なんでこんな人物が代表を務める政党が野党第一党なのか。激しく落ち込む。寒いし」

集団的自衛権の一部行使を容認している安全保障体制が立憲主義に違反しているとして、違憲である現状を前提とした9条改憲には「絶対に手を触れさせてはならない」と主張する枝野代表の見解に対する賛否はあるものの、松井代表の「憲法改正は国民皆さんの判断」という部分には共感する人が多いようです。

憲法改正において国会はあくまで発議の役割であるためで、憲法を改正するかどうかは国民投票で決まるというプロセスに照らせば、国民が望まない憲法改正であれば否決される筈ではないか、と考えられているからです。

その為「絶対に手を触れさせてはならない」と強い調子で語る枝野代表への批判もこうした観点からの意見が目立っており、「憲法は国民のもの。枝野のものではない」「国会は発議するだけなのに」「判断は国民がすべきです」「国民から憲法改正の機会を奪うことにもなりかねない」といった声が相次いでいます。

枝野代表は1月12日の朝、同じ記事を添付した形で「見出しだけで判断しないでくださいね」としてこのように述べていますが、衆院選の際に立憲民主党がその立場を説明するにあたり「護憲派ではない」としていた点を取り上げて「これでは護憲派とどう違うのか」と訝しむ人も少なくないようです。

枝野「見出しだけで判断しないでくださいね。本記には「(安全保障法制は)集団的自衛権の一部行使を容認しており、立憲主義に違反し、憲法にも違反する。これを前提にした」という前提、限定が明確です。」