https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000060-asahi-int

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が日韓慰安婦合意に関して日本側の行動を求めたことについて、菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、「さらなる措置を求めることについては、我が国としてはまったく受け入れることができない。最終的、不可逆的な合意を、着実に実行していくことが両国に求められる」と不快感を示した。

 韓国政府が日韓合意についての新方針を打ち出したことについても、菅氏は「たとえ政権が変わったとしても責任をもって実施される。それが国際社会の当然の原則だ」と牽制(けんせい)した。

 また、韓国と北朝鮮の南北閣僚級協議について菅氏は「オリンピック、パラリンピックは平和の祭典であり、(北朝鮮が)参加する意向を示したことは評価したい。ただ政策を変えさせるまで、圧力を最大限高めていく方針にまったく変わりはない。韓国側から協議結果の詳細についてしっかり情報共有を受けて、今後の対応についてもすりあわせていきたい」と述べた。