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朝日新聞が1月9日、「月刊『FACTA』」に対し訂正を申し入れたと告知しています。

これはFACTAが2017年11月号で日本新聞協会賞ニュース部門の選考を扱った記事に対して記述すべき選考におけるルールに触れていない、また掲載内容についてそうした事実は一切ない、更にFACTA側が「描写が不適切だった」と認めたにも関わらず訂正の掲載に応じていないとする3点について申し入れをした、と発表したというもの。

問題の記事は「本命『森友・加計』を外した新聞協会賞」というタイトルで、日本新聞協会賞ニュース部門に「本命視されていた朝日新聞の『森友学園への国有地売却、加計学園の獣医学部設置を巡る一連の報道』は落選した」ことを報じるとともに見出しでこのように朝日新聞に言及していました。

FACTA「読売&産経に毎日、日経も加わった「朝日潰し」の側面がある一方、朝日側にも特有のお家の事情があり、自らの情けない失策でもある。」

朝日新聞では同社幹部が賞を決める会議で「一言も自薦できない体たらくだった」と記述されている点について「自社の応募作品を優秀作品として推薦したり、講評の議論に加わったりできないルール」があるにも関わらず触れていないと主張。

また加計学園問題・森友学園問題の報道をあわせて賞の候補に応募したことについて社長の意向を「忖度した」「社内事情を優先した」との記述があるがそうした事実は一切ない、と否定。

そして朝日新聞の社長に関する記述を間違いであると指摘したところFACTA側が「描写が不適切だった」と認めたにも関わらず訂正の掲載に応じていない、という3点を申し入れ訂正を求めるとしています。

朝日新聞では12月下旬に小川榮太郎氏の著書を巡って小川氏や飛鳥新社を提訴し批判を浴びたばかりであったことから(関連記事・関連記事)、今回の申し入れによって強硬な姿勢を更に印象付けることになりそうです。