選挙での政策論議は当然だが、国会審議での「対案出せ」は眼くらましなロジックだわな
立法府は行政府の国家運営の監視をし、法律の成立で権力行使の
コントロールをするのが三権分立の本旨だから
国会から行政府が求める法律に対してダメだしされたら
国会の承認を得るべく説明し、必要なら修正案という対案を出すべきなのは
行政府の方
国会は行政府が気に入るために政策コンペをやる場ではない

日本は議院内閣制のため政権=与党同然で立法府のチェック機能は主に
野党が担う形になるので国会審議が与野党の対立に見えるわけだが
本来は与野党揃って国会議員が政権に対峙していなくてはならない
与党が政権に対峙するのは法案提出前の党内議論になるのだが
ここが骨抜きになっている
つまり安倍政権は与野党問わず国会議員を無視ないし軽視して
三権分立を骨抜きにしようとしている