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三重県のパチンコ店だけが大晦日から元日にかけてオールナイトで営業する「夜通し営業」を、朝日新聞の三浦淳平記者が取材し情緒たっぷりに報じている。違法ギャンブルであるパチンコを批判するわけでもなく、最長40時間もパチンコを打ち続ける常軌を逸した行動の危険性を伝えることもない。
誰も「帰って来い」って言わんし…ひとり年越しパチンコ:朝日新聞デジタル

客が「体力が続く限り、頑張りますよ」などと重度の依存症発言をしていても無批判にそのまま掲載し、ご丁寧に1円パチンコのシステムまで紹介する始末だ。

 男性が陣取っていたのは、通常4円の貸し玉を4分の1に下げた「1円パチンコ」の台だ。この日の予算は1万円。当たりが出たり止まったりの繰り返しで、気がつけば年が明けていた。


死ぬまでパチンコの人々

三重県では伊勢神宮の初詣参拝客がトイレに困り、路上で用を足すなどの問題が多発したため、駅前のパチンコ店がトイレを開放するという名目で県に交渉して夜通し営業が可能になったようだ。これに関しても大晦日の朝日新聞で詳しく報じられているが、この記事では「24時間営業のコンビニをはじめ、深夜に利用可能なトイレは増えた。それでも、需要はあるのだろうか。」と疑問を投げかけている。しかし、それに続く文章で、夜通し営業を正当化する県遊技業協会専務理事と県警のコメントを掲載している。

 県遊技業協同組合の佐波豊専務理事は「パチンコ店のトイレはきれいで数も多い。トイレ説は合理的で、地域に大いに貢献している思いはある」と話す。県警によると、深夜営業に関する苦情はなく、「今すぐ条例を改正するべき特段の事情は承知していない」としている。
出典:元日までパチンコ夜通し営業 「風習」理由に三重だけ可:朝日新聞デジタル

どうしてもパチンコの夜通し営業は批判したくないようだ。

1日の記事では、明らかにパチンコ依存症の客らの声を全く批判も危惧もしないまま、情緒たっぷりに掲載している。

 滋賀県甲賀市から来たという男性会社員(25)の足元には、コインの入ったケースが山積みになっていた。「年末にいい思い出になりました」。前日に三重県に入り、店を「下見」した。ビジネスホテルで一泊し、開店時間の午前9時に来店したという。「体力が続く限り、頑張りますよ」

ビジネスホテルに泊まり込み下見までして「年末にいい思い出になりました」「体力が続く限り、頑張りますよ」って、完全にギャンブル依存症でしょう。

他にも、京都や和歌山からスロットを目当てに来店したという客に出会ったが、伊勢神宮には立ち寄らないという客ばかりだった。「人が多すぎる」「広くて歩くと疲れるやん」などと口々に答えた。

伊勢神宮参拝すらしない依存症患者「人が多すぎる」「広くて歩くと疲れるやん」と完全に伊勢神宮をディスっている。三重県への立ち入りを禁止するべきだ。

昼間からただ一人座り続ける白髪の男性がいた。隣に座ると、「あんたが来たら当たったで」と笑顔を見せた。
充血した目をしきりに瞬きさせながら、台を一心に見つめる。右手でハンドルを握りながら、左手で時折たばこを手にした。
61歳。再雇用で平日は会社勤めだが、仕事終わりにパチンコ店に通うのが日課だ。大みそかのオールナイト営業にも毎年来店する。

毎日通ってる男性の目が充血してるんだぞ!止めろよ。酷い依存症だ。
問題はこれから、この男性がいい感じのドラマ仕立てで美化されているのだ。

 「誰も『帰って来い』って言わんしな」と漏らす。10年ほど前に妻を亡くし、2人の娘も離れて暮らしており、一人暮らしという。
地元の常連客が集まるパチンコのコーナーでは、名前は知らずとも自然と言葉を交わすようになる。おしゃべりも、パチンコ店に来る楽しみの一つという。
空が明るくなり始めた午前6時すぎ、スロットのホールでは客が入れ替わり、開店当初からいた客たちはほとんど姿を消していた。だが、男性は同じ台の前に座り続けていた。
「大当たりせんでええ。長く遊べればそれでええんや」

まるで、妻を亡くした寂しい男をパチンコ屋が救っているとでも言いたげだ。結局、この61歳の男性は目を充血させたまま翌日の6時になっても打ち続けている。ほっとくと死にますよ、このおじさん。

で、さいごの締めくくりが、

「大当たりせんでええ。長く遊べればそれでええんや」

ええんやって・・・全然良くない・・・
朝日新聞はこのおじさんを救ってやれよ。

関連:パチンコ景品の現金化は完全に違法、合法化の動きに違和感あり