2017.12.30 Buzz Plus News
http://buzz-plus.com/article/2017/12/30/ito-shiori-yamaguchi-noriyuki-new-york-times/

北米で特に影響力がある新聞「ニューヨークタイムズ」が、強姦被害を受けたと訴えていた日本人女性ジャーナリスト伊藤詩織さん(28歳)の特集を組み、大々的に報じていることが判明。伊藤詩織さんが訴えている相手、山口敬之さん(51歳)の写真も大々的に掲載し、大きな反響を呼んでいる。

・精神的被害を受けた慰謝料
伊藤詩織さんは、山口敬之さんに酒を飲まされたのちホテルで乱暴されたとして、警察署に準強姦容疑で被害届けを出していた。その後、東京地検はこれを不起訴処分としたが、現在は精神的被害を受けた慰謝料として1000万円を求める民事訴訟を進めている。

・彼女の訴えを黙殺するような動き
この件に関して「裁判の結果」を報じる媒体はあるものの、事件の真相を掘り下げる報道やコラムを掲載するメディアは限りなく少ない。この問題を黙殺するような動きがあるなか、遠く離れたアメリカ合衆国のニューヨークタイムズが伊藤詩織さんの特集を大々的に掲載。

・日本の司法制度に立ち向かう女性ジャーナリストの姿
タイトルは「She Broke Japan’s Silence on Rape」。日本語に訳すならば「レイプ被害による告発 / 日本の司法制度に立ち向かう女性ジャーナリストの姿」といった内容の記事となっている。ニューヨークタイムズの記者は、日本では強姦魔が起訴されて有罪判決を受けても、刑務所に服役しなくて済むことが多いと懸念する。

・日本の司法制度に問題か
裁判で戦っている伊藤詩織さんだが、ニューヨークタイムズの記事では「そもそも日本の司法制度に問題があるのではないか」という点にも言及している。皆さんは、この件に関してどのようにお考えだろうか。