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12月26日に民進党を離党し立憲民主党への入党届を提出したと報じられている蓮舫議員が、「私をご支援いただいている皆さまへ」という文書を公式サイトで発表し、自身の政治的なスタンスに理解を求めています。

蓮舫議員は12月26日の夜、「私の率直な想いです」とコメントを添えてSNSでこれを告知しており、文書はPDFで公開されています。

民進党の今後についてこれまで両院議員懇談会などで議論してきた、「議論はどれも真剣な意見であり、党改革のための真っ直ぐなものばかりだった」と古巣の議員を持ち上げた蓮舫議員は「私も議員懇談会で何度も発言をしました」「大塚代表と2人で会い、時間をかけて党の在り方について意見交換、提案もしてきました」「代表に直接訴え、懇談会で仲間にも強く訴えてきました」と自らも努力してきたとアピール。

しかし、その後は「私が提案してきた民進党は何を実現するために集った政党なのか、政策を前面に掲げられなかったことが残念」と批判的なトーンに切り替わり、「立憲民主党で新しい再出発をしていくことを決めました」と述べています。

「現政権に対峙するために、蓮舫は立憲民主党で心機一転、1議員として原点に戻った活動を始めて行きたいと思います」と理解を求める蓮舫議員は「私の想いをご理解いただきたく心からお願い申し上げます」と支持を求めていますが、政策面では森友・加計問題を引き続き追及していく決意にも言及している点が注目されます。

蓮舫「森友、加計学園問題は未だ終わっていません。行政が歪められたのかどうか、その再検証を不可能にする情報非公開の姿勢はあってはならないことです。」

立憲民主党では逢坂誠二政調会長代理が12月22日にテレビ番組で「私達はこの問題をしっかりやらなきゃいけない」と決意を示していたことから(関連記事参照)、新たに立憲入りする蓮舫議員もこれに同調した形です。

蓮舫議員が公開した文書に対しては多くの支持者から「新天地で頑張ってください」「立派な決断だと思います」「活躍を期待しています」といった応援が寄せられていますが、一方で「元党首がこのタイミングで離党するのはどうなのか」「民進党凋落の責任は取らないんですか」といった元代表としての蓮舫議員の行動に疑問を呈する声が出ている他、文書に対して「国民ではなく永田町を見ているという印象を受ける」という指摘も見られています。

蓮舫議員の民進党離党・立憲入党については産経ニュースも「信頼失墜の張本人、再生投げ出し」というい見出しで伝えているだけに、民進党元代表として党が混乱する最中に離党に踏み切った決断の是非が議論になりそうです。