国民は自分の立場に置き換え「自分の夫が仕事とはいえ2人きりで夜中に女性と会う」「自分の妻が仕事とはいえ2人きりで夜中に男性と会う」のを許せて、素直に納得できるのか、と考え、山尾議員の行動に違和感を抱くのである。 「まして今の時代、会わなくてもスカイプなどで意思の疎通はできる。どうしても会わないと政策決定ができないというのは、世間とも時代ともずれている。地方の会社経営者が、お気に入りを自分の秘書にして、どこに行くにも堂々と連れ歩いているようなものです」 と前出・スポーツ紙デスクは手厳しい。 一方の貴乃花親方も、愛弟子を現役横綱に暴行されたことに憤っているものの、言葉を一切尽くさず、世間や相撲ファンの気持ちを汲み取ることができないでいる。 「相撲協会にどういう対応をするか、そんなことはどうでもいいんです。相撲ファンのことをどれだけ考えているか。お金を出して本場所や地方巡業に足を運ぶファンは、直接、金を払うから大切ですが、そういうファンに加え、NHKで大相撲中継を見るだけの視聴率で相撲を支えているファンも、説明しない貴乃花にイライラしている。
暴行事件というシリアスな問題なのはわかりますが、まったく語れないというのは腑に落ちない。それでいて、自分に有利な情報を流すために、懇意のスポーツ紙を使って情報出しをする。やり方がすべてズルそうに映り、決して大衆の支持を受けない」(前出・スポーツ紙デスク) 2人に必要なのは、俯瞰してものを見てくれて、きちんとマネジメントをしてくれる優秀な芸能事務所だろう。 敵を作らずファンとの関係をどう良好に保つかを考える芸能事務所のノウハウを、貴乃花親方も山尾議員も一度学ばれた方がよさそうだ。今のままでは、2人はこの先、大衆に支持される親方にも議員にもなれそうもない。
http://www.jprime.jp/articles/-/11300