この学生が「現実的」とは恐れ入ったね。
「攻めてくる」というなら、まずは「なんで攻めてくるの」と理由を考えるのが筋の通った現実論じゃないか。
なんか知らんけど「攻めてくる」から「やり返す」では、とても知性ある大学生からはほど遠いね。
「攻めてくる」には、それまでの歴史的敬意や理由があるということに思いいたらないらしい。
チンピラではあるまいし、長崎大の大学生ともあろうものがパブロフの犬みたいに「やり返す」ではね。
日本は先の大戦でアメリカに「攻められて」非人道的な空襲や原爆投下を受けた。
では、日本はアメリカに「やり返す」べきなのか。その道をとらなかった日本をこの大学生は許せないらしい。
一方、ブッシュは9・11テロで「攻められて」すぐさま「やり返した」。
で、どうなった?世界でテロは増えたのか、減ったのかね。
アメリカの無差別空襲や原爆投下は非人道的だが、そもそも「攻められた」のにはわけがある。
9・11テロも、「攻められた」のにはわけがある。そのわけを分析し賢明な対応をせずに「やり返す」対応をとったから失敗したのだ。
大学生なら、もう少しまともな知性がほしいね。