民進党の増子輝彦幹事長が12月6日の会見で、民進党の今後について内部から挙がっているという厳しい声を語る場面がありました。


「かなりの比率で民進党では戦えないとの声ある」
増子幹事長はこの日、党の戦略組織運営に関する党本部の中間報告たたき台がまとまったとして会見、月内に中間報告をまとめた上、2月初旬に党大会を開催すると明かし、その時点で民進党の方向性を打ち出すとの見解をまず示しました。

現在、国会議員や地方とも意見交換を進めている状況だということでしたが、記者から「次期国政選挙まで民進党が残ると明言出来ますか」と問われると執行部に届いている声をこのように意味深とも言える形で紹介。「100%とは言わないがかなりの確率で民進党の名前では戦えない」という反応だと言うのです。

増子「多くの共通した認識は、全てとは言いませんが100%とは言いませんがかなりの高い比率で、民進党の名前のままでは戦えない。民進党で戦うイメージは持てないという声が圧倒的な実は声であるということもこれ事実であります」

増子幹事長はまた、「民進党で戦うということが本当にいいのかという問題提起もある」として、執行部としては丁寧に議論を重ね意見を聞きながら決断していくと述べ、「そう遠くない時期に一定の方向性が出されると思う」とまとめていました。

これに対して記者から「否定されないという理解で良いのか」という質問が寄せられると、増子幹事長は「否定も肯定も、今の時点ではすべきではないと思っている」と述べ、解党もしくは党の名称変更など大きな変更の可能性もゼロではないのかとの感触を窺わせていましたが、別の質問に対しては「この党は間違いなく存続していきます」とも発言していたことから、民進党の行く末がどうなるのか、2月に行われるという党大会に向けて、関心が高まりそうです。

民進党は12月4日の常任幹事会で「解党的出直し」という言葉を含んだ党再生に向けた改革方向性を了承したばかりでした。

(略)

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