◇希望は加わらず

 立憲民主、共産、自由、社民の野党4党と民進党籍者らの衆院会派「無所属の会」は6日、「共謀罪」の廃止法案(組織犯罪処罰法改正案)を衆院に共同提出した。希望の党は党内で賛否が割れており「対案を出す」(党幹部)として加わらなかった。分裂前の民進党は先の通常国会で成立した「共謀罪」法に反対していたが、民進出身者がほとんどの希望は安倍政権との「対決路線」から距離を置いた形だ。

 共謀罪廃止法案に先立ち、立憲など野党4党・会派は「統合型リゾート(IR)整備推進法」(カジノ法)の廃止法案、ギャンブル依存症対策基本法案も共同提出した。ただカジノ廃止法案には無所属の会が、依存症対策基本法案には共産がそれぞれ加わらず、足並みの乱れものぞかせた。【真野敏幸】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171206-00000064-mai-pol