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12月5日の参議院外交防衛委員会で質疑に立った民進党の小西ひろゆき参議院議員が、佐藤正久外務副大臣に「重大な問題発言があった」として河野外相に罷免を求めましたが「(罷免する考えは)全くございません」と否定される場面がありました。

「即刻罷免をされるべきであると考えます」

小西議員は冒頭、「先ほどの佐藤副大臣の重大な問題発言についてまず質疑させて頂きたい」と発言、速記録を元に佐藤副大臣が挨拶で「ことに臨んでは危険を顧みず身を以て責務の完遂に努め、以て国民の負託に応える決意であります」と述べていたと指摘、「日本国憲法の趣旨に反し自衛隊法や外務省設置法などとの関係でそれらの趣旨、また国家行政組織法の趣旨に反する暴言」と主張し「即刻罷免されるべき」と訴え。

これが自衛隊員の服務宣言だと指摘すると、罷免されるべきと考える理由について説明した上で河野外相に見解を質しますが、河野大臣は外務省の職員もいざという時には国民を守るため危険を顧みず身をもって責務の完遂に必要がある、と述べ「特に問題があるとは思っていない」と答弁。

小西議員は「河野外務大臣まで、大臣辞職に値する暴言をおっしゃいました」と驚きを見せると、自分の命を投げ出してまで国民を守り抜け、責務の完遂を行えという自衛隊の服務宣言を普通の公務員が行うことは許されないとして河野外相に対し「撤回なさいませんか」と促しましたが、河野外相は「特に問題があるとは私は思いません」と撥ね付けます。

その後小西議員は佐藤副大臣の発言について政府見解の提出や佐藤副大臣の罷免について協議するよう求めた上、最後に再び河野外相に対して「(佐藤副大臣を)罷免する考えはございますか」と確認、「全くございません」と再び突っぱねられて次の質問に移っていました。

(略)