http://www.buzznews.jp/?p=2113375

http://www.buzznews.jp/wp-content/uploads/2017/12/171205-004.jpg

12月5日の衆議院法務委員会で、山尾志桜里議員が執拗に上川陽子法相の答弁を求め、委員長が指名した副大臣の発言を遮るなどピリピリした雰囲気で、最後には「共謀罪廃止法案を出させて頂きます」「出来るところまでとことん果たしていきたいと思っている」など捨て台詞的な言葉を残して終えていました。

「警察にいたとか関係ないでしょ」

山尾議員はこの日の質疑の後半部分でいわゆる「共謀罪」を取り上げ、まだ捜査が発生していないという「共謀罪」の捜査がもし着手された場合、法務省への情報共有は担保されるのか、何らかの制度的担保はあるのかと質問。

上川法相は個別の事案に基づいて判断することになる、との答弁に留めていましたが山尾議員は納得しません。手でヤジを振り払うような仕種まで見せて上川法相の答弁を求めますが、ここでは山下貴司政務官が「法務省のスタンスとしては大臣が言うとおり事案に応じてであり一概には申し上げられない」と上川法相の答弁を追認する形に。

しかし山尾議員が「政務官が発言して下さったので大臣に確認致します」と改めて要求したため上川法相が答弁しますが、ここで警察官僚だった葉梨康弘副大臣が挙手、委員長に指名されてもあくまで上川法相の答弁を求める山尾議員は「いや警察にいたとか関係ないでしょ」と退けようとした上、葉梨副大臣が発言を始めても「大臣の答弁の趣旨を明らかにするための質問ですから」「警察にいたとか関係ないでしょ」、また答弁の最中も「しっかり大臣に答弁させて下さい。質問と違う」と委員長に要求するなど収まりません。

葉梨副大臣は「検察庁と警察は対等の立場で連携することから警察側に報告を強制することは出来ない」と説明し理解を求めましたが、結局山尾議員は「直接答弁を避けられた」などと納得しないまま、最後には上川法相の答弁についての不満とともに「私ども立憲民主党の会派は共謀罪廃止法案を出させて頂きます」「出来るところまでとことん果たしていきたい」と捨て台詞のような言葉を残して質疑を終えていました。

(略)