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 共産党は3日の中央委員会総会で、立憲民主党などの野党と市民との共闘路線を発展させる方針を確認した。2019年の参院選では他党と相互支援する本格的な共闘をめざす。10月の衆院選では野党内で埋没し議席を大幅に減らしており、党勢の拡大との両立が課題だ。

 2日間にわたる総会を終えて記者会見した志位和夫委員長は「共闘の時代はずっと続く」との認識を示し、「我が道を行くのではなく、多くの方々と手を携えて政治を変える力を付けていく必要がある」と課題を指摘。次の参院選では過去2回の国政選挙のように候補者を一方的に下ろす対応をせず、共闘関係を強める交渉を進めるとした。

 衆院選での低迷を「党の力不足」と認め、新たな支持者拡大のため、来年7月に機関紙「しんぶん赤旗」の電子版を発行し、SNSでの情報発信を強める「JCP(日本共産党)サポーター制度」を近く始める。(石松恒)