参院は4日午後の本会議で、安倍晋三首相と全閣僚の出席を求め、2016年度決算の概要報告と質疑を行った。

首相は学校法人「森友学園」への国有地売却に関し、「適切」と説明してきた佐川宣寿前財務省理財局長を国税庁長官に充てた人事について「それぞれのポストに最もふさわしい人材を適材適所で配置する、という考え方に基づいて行った」と説明した。

民進党の難波奨二氏が「納税者たる国民の心理からすると到底、納得できるものではない」と批判したのに対し、反論した。

会計検査院が鑑定評価額から約8億円値引きした「根拠が不十分」と指摘したことに関し、首相は「真摯(しんし)に受け止める」と語り、透明性確保のため業務見直しを進める考えを強調した。 

配信2017/12/04-16:40
時事ドットコム
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