森喜朗氏から穀田恵二氏まで!? 辻元清美氏のパーティーに与野党大物が続々
産經新聞:2017.12.2 00:03更新
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パーティーで森喜朗元首相(右)からあいさつを受ける立憲民主党の辻元清美衆院議員=1日午後、東京・永田町の憲政記念館(古厩正樹撮影)

 立憲民主党の辻元清美国対委員長のパーティーが1日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた。
立憲民主党の枝野幸男代表ら野党幹部に加え、森喜朗元首相や河野太郎外相、自民党の中谷元・元防衛相らも駆けつけ、来賓の顔ぶれの多彩さが目を引いた。

 「僕が入ってきたから、みんなびっくり? でも、とても仲が良かったんですよ」

 森氏はこうあいさつを切り出し、自身の政界引退前の最後の本会議でのエピソードを披露した。

 「(議場の)外に出ようとしたら『森先生! 森先生!』という声が聞こえてきて、だれかなと思ったら辻元さんだった。『長い間ご苦労さまでした』と手を握ってくれた。そのときの気持ちを今でも忘れない」

 その上で森氏は
「心をつかむ人柄だ。自民党にきてくれていたらよかったなと思うこともあった」と辻元氏を持ち上げた。

 辻元氏と当選同期の河野氏は、平成6年発足の「自社さ連立政権」でともに与党議員だった時代の思い出に触れ、「昔は一緒にカラオケに行って、カラオケを教えた」と明かした。
ただ、辻元氏からはすかさず「うそつけ!」と突っ込まれていた。


 国会運営をめぐって辻元氏と日々顔を付き合わせている各党の国対幹部もあいさつに立った。

 共産党の穀田恵二国対委員長は「私と辻元さんがスクラムを組むと、どちらかという左へ左へと行く」。
さらに、現在の野党の国対委員長に西日本出身者が多いことを紹介し「地図でみると西に偏っていて、やっぱり左側にいる」と語り、会場の笑いを誘った。

 自民党の松本純国対委員長代理は「辻元さんを評価する言葉は一つしかない。しなやかで、したたかで、手ごわい国対委員長だ」と述べた。

 最後にあいさつした辻元氏は、先の衆院選前に民進党が分裂した際、夜も寝付けないほど悩んだことを明かした。
枝野氏が立憲民主党の旗揚げを表明する前日の10月1日朝、「政治の師」と仰ぐ土井たか子元社民党党首(平成26年死去)の「やるっきゃない!」という声が聞こえ、勇気づけられたというエピソードを披露。
「私がひるみそうになったら土井さんに怒られる。ブレないようにがんばっていく」と笑顔で語った。

 パーティーには民進党の大塚耕平代表や希望の党の玉木雄一郎代表、立憲民主党の菅直人元首相、連合の神津里季生会長らも出席した。